約15万人のアニメファンで盛り上がりを見せる「アニメNYC 2026(ANIME NYC)」が8月21日に開幕。事前販売のチケットでは485ドル(約7万7000円)の通しチケットが売り切れるなど、開幕前から注目が高まっていた同イベント。現場レポートとともに、2026年度の見どころをおさらいしよう。

今年で9回目、進化が止まらない
2017年に始まり、今年で9回目を迎えた「アニメNYC」。当初は2万人規模だったが、熱心なアニメファン約15万人が集まる巨大イベントへと進化を遂げた。例年との違いは、初めて子ども向けのチケットが導入されファミリーゾーンも設けられたりと、単独あるいはアニメ好きの若者同士で集まって楽しむイベントから、家族でも楽しめるカルチャーイベントへと舵を切ったことだ。

豪華ゲストには新田真剣佑の姿も
また、今年はゲストにも豪華な顔ぶれがそろっており、実写版「ONE PIECE」ゾロ役で世界での知名度もうなぎ上りの新田真剣佑が登場(8月21日・22日)。8月21日には、同作でサンジ役を演じるタズ・スカイラー(Taz Skylar)とともにパネルディスカッションに登壇した。

新田は北米のアニメイベントに初出演とあって、舞台に上がるなり会場からは大きな歓声が上がる。その後もゾロとサンジという人気キャラクターを演じる2人の息の合った掛け合いに、来場者は夢中になっていた。
日本人では新田以外にも、「NARUTO -ナルト-」うずまきナルト役で知られる声優・竹内順子や、「進撃の巨人」エレン役などで知られる梶裕貴、漫画家の東村アキコらが登場する他、「SPY×FAMILY」のエンディング曲「色彩」などで知られるyamaが米東海岸で初ライブを行う。

日本のアイドル文化をニューヨークで体験できる「Big Apple Idol Fest」も初めて開催されるなど、日本発アニメを“立体的に”体験できる仕掛けが目白押しだ。
手の込んだコスプレイヤーと記念撮影
そして、同イベントの魅力はなんと言っても「コスプレ」。コスプレイヤーたちは手の込んだ自作のコスチュームでお気に入りのキャラクターを表現している。会場の入り口付近はそんな彼らの交流の場となっているので、写真を撮ってもらうもよし、界隈でアツいアニメ談義を聞くもよし。同イベントならではの“気軽に話しかけられる”雰囲気が、会場の一体感をより盛り上げている。




財布の紐が緩む“グッズ販売”も
イベントエリアでは、アニメ・漫画にまつわる企業が数多く出展しており、講談社や北米の大手漫画出版社Yen Press、日本の漫画やアニメ、ポップカルチャーに触れられる“聖地”として知られる紀伊國屋書店などが書籍やグッズを販売。


すぐ側では、日本発のVTuber事務所ホロライブの特設コーナーでライブ配信が行われており、掛け声に合わせてペンライトを振りかざす“OTAKU”たちの熱気を臨場感たっぷりに味わうこともでき、映像、書籍、グッズ、ゲーム、ライブ配信など、普段は点在するコンテンツを一挙に楽しむことができるのも醍醐味だ。

他にも、個人クリエイターによる作品やオリジナルグッズが並ぶ「アーティストアレイ」は抑えておきたいポイント。アメリカ国内だけでなく、世界中からクリエイターが集まる同エリアでは、アニメ・漫画作品に影響を受けながらも、それぞれの作風を生かした、エッジの効いたアートを彼らから直接購入できる。

今年で3度目の参加となるタイ・バンコク在住のアーティストPaerytopiaさんは、「アニメNYCは毎年すごく楽しみにしているイベント。3年前は何も分からない状態で、スーツケースと夢だけを持ってここにやって来ましたが、今こうしてニューヨークでたくさんの人に愛をもらうことができ、とても幸せです」とコメント。来場者だけでなく、出展者にとっても同イベントは希望が詰まった場所であり、そんな両者が場をシェアするからこそ生まれる特別な熱気があるのだろう。

「アニメNYC」は8月20日〜23日まで、「ジャビッツ・センター(Javits Center)」で開催。通しチケット(185ドルの4-Day Badge、485ドルのANIME NYC+)、土曜の入場チケットは完売しており、日曜の入場チケット(大人・子ども)は販売中。最新のチケット情報やイベント詳細は公式サイトを参照。
取材・文・写真/ナガタミユ
















