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「ニューヨークをより安全に、より手頃に」
ホークル知事、意欲的な一般教書演説

ニューヨーク州のホークル知事は10日、一般教書演説を行い、最低賃金の物価スライド制などの意欲的な施政方針を示した。同日、ゴッサミストが報じた。
「私の目標は簡単明瞭」とホークル氏は宣言。「ニューヨークをより安全に、より手頃にして、今日や明日のニューヨーカーにより多くの仕事とチャンスを創造する」と続け、147の提案を行った。その1つが最低賃金。現在州議会が決定権を持つ。これを消費者物価指数に合わせて自動的に上げていくという方式に変更したいとの意向を明確にした。「物価が上がれば、賃金も上がるのが当然」とコメントしている。安全対策としては保釈制度に注目。保釈されるべきでない容疑者が保釈されないように法律の文言を改めることを提案した。
住宅危機対策としては、向こう10年間に80万戸の低所得者層向け住宅建設を約束。地方自治体ごとに目標を設定し、達成できなければ州が介入して集合住宅建設を促進するとした。さらに6億ドルの予算不足に直面するMTAを支援すると公言。ただしその財源など具体的な方法には言及しなかった。そして妊娠中絶や避妊へのアクセス確保を重要施策の1つに加えると明言。薬局でホルモン避妊薬を処方箋なしに購入できるようにするとの考えを明らかにした。
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