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28日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市は、市が発行する身分証明書「IDNYC」をティーンエイジャーにもより広く浸透させるため、期間限定で同日から複数の公立高校内に登録所を開設した。
IDNYCは、市内に住む14歳以上なら誰でも取得できる顔写真付きの身分証明書で、不法滞在者が銀行口座開設などの際に使えるよう公的な身分証明書として市が2015年に発行を始めた。提携する市内の文化施設の会員登録費が無料になるほか、市内の一部の店では買い物 時に提示すると割引価格で購入できるところもあるという。しかし、若者の登録率が低いことを受けて、市教育局(DOE)は、高校生らを対象に登録促進キャンペーンを行うことを決定したという。
DOEのカルメン・ファリーニャ局長は取材で、「このIDは、高校生にとっても申請しやすく、さまざまな特典が付いていて、取得の利点の方が上回る」と述べた。
同日から、ブルックリン区のフォートハミルトン高校など市内5つの公立高校に登録所が設置され、保護者のサイン付きの学生証明書とそのほかの身分証明書を持参することで登録でき、IDNYCをより身近なものにする狙いがある。
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