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19日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク州都市交通局(MTA)はこのほど、地下鉄駅の線路用に開発された新たな掃除機の試運転を開始した。
「ヴァクモバイル」は、車輪の付いた金属製の大きな箱型で、駅のプラットホームを往来できる可動式の掃除機。箱から延ばしたホースを、線路に降りた係員が操作してごみを吸い取る仕組みだ。
MTAでは、ヴァクモバイルを2台用意しており、1台はマンハッタン区内のレキシントン街−53丁目駅や西4丁目駅などで既に試した。もう1台も、2週間程度のうちに納入される予定。MTAによると、30~45日間の試運転を経て、効果が確認でき次第、積極的に配備していくという。
MTAでは地下鉄のごみ一掃作戦「トラック・スウィープ」を昨年6月から実施し、駅構内の美化をはじめ、線路での火災と火災による地下鉄の遅延防止に努めている。昨年9月には2週間をかけ、述べ500人の係員が全ての路線や駅構内の清掃を行った。さらに、現在使用する大型のバキューム車両や掃除用車両を追加購入することも発表している。今回ヴァクモバイルを「新兵器」として活用し、“戦力”増強を図りたいとしている。

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