2017年2月15日 NEWS DAILY CONTENTS

地下鉄の利用者 VS MTA SNSで情報合戦エスカレート

As part of the commemoration of the New York subway's 110th anniversary, MTA New York City Transit ran two "Nostalgia Trains" on the 2 & 3 lines between Times Square-42 St. and 96 St. on Sun., October 26, 2014. Seen here is a consist of "Low-Voltage," or "Lo-V" cars. Photo: Marc A. Hermann / MTA New York City Transit

 12日付のニューヨーク・タイムズによると、ニューヨーク市の地下鉄利用者が、劣悪なサービスに対する不満をSNSで発信しているのに対し、ニューヨーク州都市交通局(MTA)も対抗し応戦している。
 ここ数年サービス改善に努めているものの、MTAによると地下鉄の遅延は毎月7万件と、2012年の2万8千件の2.5倍に増加。列車の整備が不充分などの技術的な問題も頻出している。故障で止まるまでにどのくらい走ったかのデータを見ると、10年11月は20万マイル。これが、昨年11月は12万マイルだった。
 被害を被るのは常に利用者のほうだ。収まらぬ不満を吐露する「はけ口」としてSNSが使われることがお決まりになっているようで、立ち往生の列車、乗るのをためらうほどのすし詰めの車内、遅延を伝える車内放送など劣悪な状況を次々とSNSに投稿している。
 MTAも黙っておらず、「D線で警察が捜査中」、「グランドセントラル駅で病人発生」、「1番線で安全確保のためエレベーターを修理」などトランプ大統領並に頻繁にツイッターに投稿する。利用者とMTAによるデジタル合戦は、今後もエスカレートしていく

Metropolitan Transportation Authority of the State of New York

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