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【19日付DNAインフォ】ニューヨーク市警察(NYPD)は19日、ニューヨーク州上訴裁判所のシーラ・アブダス=サラーム判事(65)の遺体が先週、ハドソン川に浮いているのが見つかった件で、同判事の死を「不審死」とみなし、捜査を進めていると明らかにした。
12日午後1時45分ごろ、西132丁目に近いハドソン川で同判事の水死体が見つかった。遺体に外傷はなく、水中にいた時間は短かったものと推定され、同判事がうつ病を患い数週間前から薬の服用を始めていたことから、NYPDは翌日、同判事の死は自殺によるものとの見方を発表していた。しかし19日朝の記者会見で、同判事がどのようにして川に入ったのかが説明できないとして再捜査に乗り出した。
NYPDの広報担当によると、死亡に至った状況が明らかでない場合には、その死は「不審死」に分類される場合があるとし、川に遺体が浮かんでいるところを発見された場合もそれに該当するという。
同判事の夫グレゴリー・ジェイコブス牧師は11日朝、同判事の行方が分からないとして、警察に捜索願を出していた。同判事は州で初のアフリカ系女性上訴裁判所判事として知られた。

シーラ・アブダス=サラーム判事(photo: New York State Court of Appeals)
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