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【11日ニューヨーク・デイリー・ニュース】デルタ航空とバンク・オブ・アメリカは11日、演劇団体パブリックシアターが上演する夏の無料野外劇「ジュリアス・シーザー」のスポンサーを降りると発表した。
「シェークスピア・イン・ザ・パーク」は、マンハッタン区のセントラルパーク内にある野外劇場で毎年夏行われる恒例イベント。今年の演目は「ジュリアス・シーザー」で、独裁者になることを恐れられたシーザーが暗殺されるという筋書きだ。しかし、シーザーを演じるグレッグ・ヘンリーさんの格好がトランプ大統領にそっくりなため、物議を醸している。ヘンリーさんはテレビ番組で同大統領を演じたこともある。
4年間スポンサーを務めていたデルタ航空の広報担当は、「今夏の劇は、わが社の価値観にそぐわない。一線を超えて悪趣味だ。スポンサーから降りると即時に通知した」と述べている。また、バンク・オブ・アメリカも「挑戦的で気分を害す」として、11年間続けてきたスポンサーを降りた。
これに対し、同シアターの芸術監督オスカー・ユースティスさんは、「民主主義を独裁者から勝ち取るという点を強調したかった。暴力を奨励する意図はない」と釈明している。

劇の一場面。パブリックシアターのツイッター(publictheaterny)より
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