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【6月30日付DNAインフォ】マンハッタン地区検事局は6月30日、無賃乗車などの軽犯罪を起訴対象としないことを発表した。無賃乗車の他、コカインやオピオイド系鎮痛薬オキシコドンの少量の所持など、暴力を伴わない軽犯罪を犯した者を刑事事件として起訴せず、召喚状の発行、または薬物治療プログラムの受講などを命じ、刑事裁判の件数を年間で約2万件削減することがねらい。
今年9月から、マンハッタン区で無賃乗車により逮捕された者は、民事事件として召喚状を発行されるか、罪状認否手続きの前にカウンセリングやその他のプログラムを完了することで起訴を免れる。これにより、無賃乗車に対する刑事裁判の件数が、年間で推定約1万件削減され、同局はより重大な犯罪に重点を置くことができる。
ニューヨーク州都市交通局(MTA)によると、無賃乗車による違反者は刑事訴訟を免れても、召喚状を発行された場合、100ドル(約1万1300円)の罰金が科されるという。
ビル・デブラシオ市長はこのほど、ライカーズ島刑務所を10年かけて閉鎖すると発表。軽犯罪を不起訴とすることによる受刑者数削減も視野に入れている。

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