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2011年にニューヨーク市で発生した交通死亡事故件数が、記録の残る1910年以来、最少値を記録したことが明らかとなった。同市のマイケル・ブルームバーグ市長が、12月27日に統計結果を発表した。
統計によると、昨年の交通死亡事故全体の件数は237件で、過去10年間で40%減少。このうち車両衝突による歩行者死亡事故は134件で31%減、高齢歩行者の死亡事故は27%減となった。
また、児童歩行者の死亡事故は3件と極めて低く、自転車利用者は過去10年間で4倍に増加しているが、死亡事故の件数はほぼ同数に留まっているとのこと。
ブルームバーグ市長は「信号の増加、スローゾーンの導入など市内各地で交通安全に対する取り組みを行い、100年来で最も事故の少ない年にすることができた」と交通対策の成果を語った。
また、同市交通局長のサディック・カーン氏は「5年前の死亡事故件数が続いていたら、ことしはニューヨーカーが300人多く死亡していたことになる」と述べ、今後も安全対策に取り組む姿勢を示したほか、同市警察庁(NYPD)のレイ・ケリー長官は「特に飲酒運転、違反運転行為、シートベルト未装着などの危険運転に対する取り締まりの成果」を確信し、今後も強化する意向を表明した。
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