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「キング・オブ・ポップ」ことマイケル・ジャクソンさんの急死から、今月25日で5年を迎える。これを目前に控え、ジャクソンさんに関する2冊の本が出版され、アーティストとしての類い稀な才能だけでなく、実業家としての一面を新たに伝えている。
その一冊「Michael Jackson, Inc.」は、ジャクソンさんを「音楽を超えた分野でも自分のブランドを確立させた最初のポップスター」であると伝えている。同書の著者であり経済誌フォーブスの編集者ザック・オマリー・グリーンバーグ氏は、ジャクソンさんが清涼飲料水からスニーカーに至るまで、多数の商品とスポンサー契約を結んだことで、それまで運動選手が独占していた分野へ他のアーティストが参入するきっかけを作ったと説明する。
またジャクソンさんはビジネスにおける先見の明を持ち合わせていたとも紹介している。例えば、周囲の反対を押し切って4700万ドルで買収したビートルズの版権は、現在10億ドルの価値にまで膨れ上がっている。
こうしたビジネスの才能のおかげで、本人の死後も「マイケル・ジャクソン」は収益を出し続け、この5年で7億ドルの収入を記録した。
ジャクソンさんのヒット曲「ビリージーン」は発表後30年経つが、先週ビルボードのシングルヒットチャートで14位となり、ジャクソンさんは1970年代以降、40年にわたり全米トップ10入りするという快挙を成し遂げている。
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