2014年11月11日 NEWS

NYPDが大麻捜査取り止め 市長のマイノリティー保護?

 ニューヨーク市警察(NYPD)は、大麻取引現場を押さえるための隠密捜査法「バイ・アンド・バスト」の行使を中止するよう指示を出した。
 市内5区のNYPD麻薬課の代表が先週、NYPD本部に招集され、麻薬局長ブライアン・マッカーシー氏から、大麻よりもヘロインやエクスタシーなどの規制薬物の取り締まりに焦点をあてるよう指示された。ビル・デ・ブラシオ市長は昨年の市長選キャンペーンで、大麻による逮捕を制限すると約束していたが、ドラッグ・ポリシー・アライアンスとマリファナ・アレスト・プロジェクトが先月発表した報告書によると、同氏が市長になってからも、市全体の大麻による逮捕者数に変化はなく、3月から8月の間では増加しており、黒人およびヒスパニック系の逮捕者数も増加していた。今回の指示は、市長を支持したマイノリティー社会のリーダー達による圧力が強まったためと考えられる。一部からは、「マイノリティーの逮捕者数を減らすためだけの保護政策だ」と批判する声も聞かれた。
 関係者によると、大麻による逮捕は、拳銃やその他の違法物品の所持が同時に見つかることが多く、重大事件の摘発につながることもあるといい、また、大麻による逮捕で写真撮影や指紋押収をすることで、同一犯による将来の犯行の捜査が進めやすくなるという利点があるという。

RELATED POST