2026年のFIFAワールドカップ開催に伴い、世界各国から多くのサッカーファンがアメリカを訪れると見込みだ。試合観戦の合間や滞在期間を延ばしてニューヨークを楽しむなら、地下鉄や車ではなく「徒歩」で街を巡るのもおすすめ。2月26日付のナショナルジオグラフィックがマンハッタンの名所や文化施設、公園をのんびり歩きながら楽しめる1日の散策コースを紹介している。
アッパー・ウエスト・サイドのカフェで一日をスタート
一日のスタートは、マンハッタン西側の閑静な住宅街、アッパー・ウエスト・サイドから。アメリカ自然史博物館やニューヨーク歴史協会など、文化施設が集まるエリアとして知られる。
朝のコーヒーは、ニューヨーク歴史協会内のカフェ77で。同館内にはフードネットワークのスター、アレックス・グアルナシェリとシェフのマイケル・ジェンキンズによるニューアメリカン料理のレストラン、カフェ・クララもある。クララとは、ティファニースタジオで女性ガラス工芸部門を率いたクララ・ドリスコルのこと。館内ではティファニーランプの展示も。
セントラルパークで朝の散歩

目覚めのコーヒーの後はセントラルパークへ。79丁目付近から公園内に入り、曲がりくねった散策路を歩いて朝の森林浴を楽しもう。ダコタハウスの目の前、72丁目入口付近にはジョン・レノンを記念したストロベリーフィールズがある。ゴシック様式のベルヴェデーレ城や、映画「アベンジャーズ」や「ジョン・ウィック2」などのロケに使われたベセスダ噴水、歴史あるメリーゴーラウンドなど、見どころも多い。
メトロポリタン美術館やフリックコレクションで名画鑑賞

セントラルパークを西から東に通り抜けたら81丁目と5番街にあるメトロポリタン美術館(The Met)へ。フランスのルーブル美術館、ロシアのエルミタージュ美術館と並ぶ世界最大級の美術館だ。ゴッホやセザンヌなどの有名絵画、エジプト美術、彫刻、写真、服飾など展示は多岐にわたるので、観たい作品を絞ってから訪れると良い。3月29日〜6月28日は、ラファエロの作品200点以上を紹介する特別展「Raphael: Sublime Poetry」が開催される予定。
より落ち着いた雰囲気を求めるなら、マジソン街を南へ約15分歩いた場所にあるフリックコレクションへ。実業家ヘンリー・クレイ・フリックの邸宅だった館内にはルネサンスから印象派までの名作ががずらり。5年の歳月をかけた改修も終わり昨年4月に再開、これまで未公開だった2階居住部分も展示室として開放している。
5番街を散策しランチ

名画鑑賞の後は世界的なショッピングストリートとして知られる5番街へ。ティファニーやカルティエ、シャネル、プラダなどの高級ブランドの旗艦店が並ぶ。ランチは、ティファニー本店内にある、ブルー・ボックス・カフェで。ちなみに同店はアフタヌーンティー「Tea at the Tiffany’s」(98ドル/1人)も人気。
食後は49丁目方面へ歩き、ロックフェラーセンターへ。チャンネルガーデン周辺には有名店が軒を連ね、スケートリンクは春から秋にかけて屋外ラウンジとなる。6番街に足を伸ばせばニューヨークのアイコンの一つ、ラジオシティ・ミュージック・ホールが。アールデコ装飾や歴史を体感できる館内ツアー(60分)もある。
ニューヨーク公共図書館を見学

午後は5番街と42丁目にあるニューヨーク公共図書館へ。1911年に完成した建物はオープン当時、アメリカ最大の大理石建築として知られた。「忍耐(Patience)」と「勇気(Fortitude)」と名付けられた入口の2体のライオン像も有名だ。2ブロック分の長さを持つ壮大な閲覧室、ローズ・メイン・リーディングルームを訪れるだけでも行く価値あり。同図書館の歴史や建築を紹介するガイドツアー(60分)もある。
展望施設「SUMMIT」で夜景を堪能
一日の締めくくりは、マンハッタンの景色を360度のパノラマで楽しめるグランド・セントラル・ターミナル近くの展望施設、SUMMIT One Vanderbiltで。高さ427メートルの建物の91階からの眺めはまさに絶景。ガラス張りの外部エレベーター「Ascent」からの眺めは迫力満点だ。93階のカフェ「Après」では、カクテルを飲みながら日没から夜へと刻々と表情を変えるニューヨークの夜景を堪能できる。
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