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ピカソの代表作の一つとして知られる大型絵画、「ル・トリコーヌ」が新たな展示場所となるニューヨーク歴史協会で17日にお披露目された。
ニューヨーク・タイムズによると長年有名レストランであるフォーシーズンズの壁を彩っていた同作品だが、絵画の持ち主とニューヨーク貴重遺産保護団体との間に亀裂が生じたため、このほど同協会に寄付された。しかし、縦20フィート(約6.09メートル)、横19フィート(約5.79メートル)あるこの絵画の展示は簡単ではなく、クレーンを使っての大掛かりな作業となった。今回の展示準備を担ったロバート・ディーゲン氏が「15分ですべての作業が完成するよう何カ月も前から準備してきた」と話すように、まずペンシルバニアに運ばれた絵画は修復された後、筒状に巻かれた状態でセントラルパーク西77丁目の博物館にクレーンを使って2階の窓から運び入れられた。
また、この絵画は非常に傷みやすいため、博物館内に運び込まれてからも細心の注意が払われ、壁の指定場所にまで上げられた後、壁にぶつかることのないようゆっくりと広げられた。
貴重遺産保護団体のペグ・ブリーン会長は「私の宝物が新しい場所に移されたのを無事に見届けることができ安心した」と話し、歴史協会のルイーズ・ミラー会長も「この傑作が私たちのもとで展示されるなんて」と目を輝かせた。
一般公開は5月29日を予定している。
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