2026年4月10日 NEWS DAILY CONTENTS

なぜあなたはNYに? 日本人ニューヨーカーに聞く「10の質問」No.2 モデル 安藤実奈美

バレエダンサーであることを武器に柔軟性のあるユニークな表現で、モデル・俳優・スタントとしてニューヨークを拠点に活躍する安藤実奈美。バレエダンサーになることを夢見てこの街にやって来た彼女が、突然つかんだ「モデル」という職業。

マドンナのミュージックビデオへの出演をきっかけに、モデルとして、バレエダンサーとして、そして一人の女性としての在り方にも気づいたという。なぜニューヨークを選んだのか? 今後の夢は? 10の質問から探っていく。

Q1. 職業は?

バレエダンサー、モデル、スタントをしています。

屋外での撮影は「自分のスタイル」と話す安藤さん(photo: 本人提供)

Q2. ニューヨークに来たのはいつ?

2018年です。

Q3. 何をきっかけに?

きっかけは、ジョフリー・バレエ・スクールというバレエ学校に入学するためでした。でも実は、それまでニューヨークに来ることは夢ではなく、ずっとヨーロッパに行きたかったんです。バレエはヨーロッパで大きく発展してきた背景もあるし、文化や街の雰囲気にもずっと憧れがありました。

チャイナタウンで演奏者に合わせて踊り始めるなど、お茶目な一面も

Q4. なぜニューヨークだったのか?

ずっとバレエ留学をしたいと思いながらも、同時に教師になりたいという夢も持っていました。それで高校生の頃に2週間ほどバレエ留学をして、「やっぱりいいな」と思い、帰国後に「バレエ学校を探そう」と思ったんです。

「バレエ学校 海外 アメリカ」と検索していたときに、ニューヨークのジョフリー・バレエ・スクールが出てきました。当時は携帯電話も持っていなかったので、今のように自分のスキルを発信することもなく、全てアナログな方法でした。

バレエで培った身体能力をモデルに生かす(photo: 本人提供)

Q5. ニューヨークでの挑戦で、いちばん心が折れそうになった出来事は?

きっとたくさんあったと思うのですが、あまり覚えていないんです(笑)。自分で決めてここに来ているので、ホームシックもなるべく感じないようにしていました。

Q6. ニューヨークで心を救われた経験や、いちばんうれしかった出来事は?

モデルという職業に出会えたことが大きいです。小さい頃から「有名になりたい」とか注目を浴びることは好きだったのですが、モデルは考えたことがなくて。しかも日本のビューティースタンダードとは全然違う世界なので。

モデルの仕事を始めてからは、これまでバレリーナとして「やってはいけない」とネガティブに捉えていた部分が、モデルの現場ではむしろプラスとして受け入れてもらえることがうれしくて。

モデル活動を通して表現の幅だけでなく、身体の可動域も広がったという(photo: 本人提供)

そもそもモデルを始めたのはひょんなきっかけで、バレエ学校の最終年にパソコンを買いにBest Buy(家電量販店)に行ったんです。そしたらレジの人が「カメラをやっているんだけど、写真撮る?」と声をかけてくれて。ちょうどオーディション用の写真も必要だったので、「無料で撮ってもらえるならいいか」という軽い気持ちで、初めての作品撮りに挑戦しました。

これまで雑誌のエディトリアルにも多数挑戦してきた安藤さん(photo: 本人提供)

その後いくつかの撮影に参加するようになり、カメラマンから「オープンコール(誰でも参加できるオーディション)でミュージックビデオの募集があるよ、行ってみたら?」と言われて現場に行くと、それがマドンナのミュージックビデオで。そこからインスタグラムに自分の活動を投稿するようになり、さまざまな人から声をかけてもらえるようになって、自然と道が開けていきました。

Q7. 座右の銘は?

とりあえず、やってみる。

ナチュラルで素朴な人柄も魅力の一つ

Q8. 今の夢は?

さらに活躍して、好きな時に両親に会えるくらいの、心と金銭の余裕を持つことですね(笑)。

Q9. 幼少期の自分に声をかけるなら?

「なんとかなるよ」と言ってあげたいです。

幼少期、地元の広島でバレエに打ち込んでいた安藤さん(photo: 本人提供)

Q10. ニューヨークでいちばんお気に入りの時間の過ごし方は?

うーん、現場にいる時ですね。正直、ニューヨークの街自体はあまり好きではなくて、そこにある仕事やチャンスが好きなんです。日本の田舎で、周りとのつながりがある中で育ってきたので、それと比べるとこの街はみんな個々だなと感じます。

ニューヨークにある「現場」が何よりも好きだと話す安藤さん(photo: 本人提供)

でもだからこそ「自分でやっていこう」と奮い立たせてくれるし、この街のスピード感やライフスタイルは大好きです。

これからも様々な現場で活躍していきたいと意気込む安藤さん(photo: 本人提供)

Minami’s ニューヨークのおすすめスポット

地下鉄
「特定のスポットというより、電車に乗っている時間が『ニューヨーカーだなぁ』と感じられて好きです。音楽も聴かずに、ぼーっとしています」

安藤実奈美(Minami Ando)

Instagram
@minamiando_nyc

                       
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