日本人のみならず、現地のファッション好きにも数多くのファンが存在する、コンテンツクリエイターの石井日奈子さん(@nina.new.york)。競争の激しいニューヨークのファッション業界で、自身のスタイルとSNSでの拡散力を武器に生き抜いてきた。

将来は「自分のブランドをやりたい」と目を輝かす石井さんがこれまでを振り返って大変だったことは? それをどう乗り越えてきた? 夢を叶えるコツとは? 10の質問から探っていく。
Q1. 職業は?
コンテンツクリエイターです。
Q2. ニューヨークに来たのはいつ?
2020年に来たので、ニューヨークは今年で6年目になります。でもコロナ禍だったので、2カ月ですぐにとんぼ帰りすることになって、1年半休学した末に戻ってきました。

Q3. 何をきっかけに?
ずっとFIT(ニューヨーク州立ファッション工科大学)に行くのが夢だったので、そこへ編入するためですね。
Q4. なぜニューヨークだったのか?
ファッションの道に進みたくて、学校を探していたときに、「世界で一番のファッションビジネス学校はどこ?」と検索して、ヒットしたのがFITでした。目指すんだったらトップの大学に行きたかったので、行くことに決めました。

ファッションは小さい頃から姉の影響でずっと好きで、小さいながらにVOGUE(ヴォーグ)やELLE(エル)を読んだり、姉のクローゼットから洋服を借りたり、メイクを勉強したりしていました。あと海外のファッションにも昔から憧れがあって、GOSSIPS(ゴシップス)という雑誌もよく読んでいました。
Q5. ニューヨークでの挑戦で、1番心が折れそうになった出来事は?
去年1年間はアーティストビザを取るために頑張っていたので、すごく大変でした。アメリカに滞在する方法はいろいろあると思うんですけど、私の場合は自分の実力で住めるビザが欲しくて、“アーティストビザ” にこだわっていたんです。
自分はどれだけアメリカにとって大事な人間なのか? を証明するために、膨大なポートフォリオを作って、弁護士と1年半以上かけて取り組んだのですが、ようやく提出できたタイミングで一度不合格になってしまったんです。

その時に「もう無理だ」と諦めかけたのですが、周りのサポートもあって2026年の元旦に無事にビザを取得することができました。
Q6. ニューヨークで心を救われた経験や1番うれしかった出来事は?
アメリカの大学は入のも大変ですが、卒業するのはさらに難しくて。お金も時間もかかるので、まずはサポートしてくれる人たちを見つけるためにソーシャルメディアをやり始めて、3000人だったフォロワーを1年で約7万人まで増やして、手編みのバッグブランドも立ち上げました。それがバズって、街中でも声をかけられるようになったり、FIT内でも認知度が上がって。

でも生活費や授業料を支払うことが正直とても苦しかった時で、そんな私の状況を見たFITが、基本的には奨学金などは一切出さない学校なのに、生活費と授業料を特別に出してくれて。ニューヨークは才能が集まる競争の激しい街だけれど、「頑張る姿を見てくれている人は必ずいるんだ」と、その時に思いました。
Q7. 座右の銘は?
「Be yourself, everyone else is already taken(自分自身でいなさい。他の誰かはもう既に存在するから)」というオスカー・ワイルドの言葉がすごく好きで。ニューヨークのファッション業界はとても厳しい世界だからこそ、自分と他人を比べて悩むことも多かったけれど、やっぱり「Be yourself」が一番大切ですね。

Q8. 今の夢は?
将来的には自分のブランドを作りたい。あとはヨーロッパに行ったことがないので、仕事で行きたいです。ファッションの本場はパリなので、いろいろと学びに行きたいなと思っています。
Q9. 幼少期、夢を見ていた自分に声をかけるなら?
「このまま突き進んだらいいよ」。いろいろ悩んできたけど、これまで突き進んできた道を正解にしてきたから、あまり考えすぎずに突き進んで大丈夫だよ!と言ってあげたいです。

Q10. ニューヨークで一番お気に入りの時間の過ごし方を教えてください。
友達と時間を過ごすのが好きで、切磋琢磨している友達とポットラック(持ち寄り)をして夢について語ったり、「最近どう?」って話すのは大切な時間ですね。ウィンドウショッピングをするのも好きだけれど、ニューヨークってやっぱり生きるのが大変だし競争が激しいから、同い年で一生懸命頑張っている友達と、家でゆっくり語らう時間はお気に入りです。

Hinako’s ニューヨークのおすすめスポット
「撮影するのはウエストビレッジやソーホーが好きですね。あとPier 57っていう、リトル・アイランドの近くにあるフードコートの屋上がのんびりできるので気に入っています。フードコートでちょっとつまめるものを買って、ニューヨークのサンセットを見ながらチルします。あと、ウィリアムズバーグの古着屋さんはよく行きます。散歩中にストリートを歩いている人を観察しながら古着屋巡りをすることは、頻繁にやっていますね(笑)」
石井日奈子(Hinako Ishii)
取材・文・写真/ナガタミユ
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