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メリーランド州ケンブリッジにある個人宅で屋根の工事を終えようとしていた建設作業員が25日、移民関税執行局(ICE)に拘束された。雇用主が「支払いを避けるため通報したのではないか」との疑惑が浮上し、通報したとされる女性がSNSを中心に激しい批判にさらされている(本人は疑惑を否定)。永住権を保持する作業員の同僚が屋根から撮影しFacebookでライブ配信した動画にはICEの捜査官が芝生の上で作業員たちを待っている様子が映っている。

作業直後に拘束、動画が拡散
報道やSNS映像によると、労働者らは工事完了直前に現場で拘束された。現場の様子は動画で拡散され、「働いていた人が突然連行される」という展開に衝撃の声が広がった。
今回の件では、約1万ドルとされる工事費未払いを避けるための通報だった可能性が取り沙汰されている。一方、ICEは26日の声明で、今回の摘発は同地域における「対象を絞った取り締まり」の一環であるとし、「逮捕された者の中には強制退去の最終決定を受けている者が数人おり、そのうち1人は過去に不法再入国の有罪判決を受けている」と説明している。
背景にある構造的問題
建設やリフォーム業界は移民労働者への依存度が高く、賃金未払いや劣悪な雇用形態などの問題も指摘されてきた。今回のケースもこうした構造の中で起きた可能性がある。
ニューヨークやニュージャージー州周辺でも、住宅修繕など移民労働者が関わるケースは少なくない。今回のように、現場に居合わせるだけで取り締まりの影響を受ける可能性もあり、在米日本人にとっても他人事とは言い切れない。専門家は、契約内容の明確化や信頼できる業者選びの重要性を指摘。たとえ合法的に滞在していても、日常の延長線上にあるリスクとして現状を理解しておく必要がある。
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