2026年4月23日 NEWS DAILY CONTENTS

NY・MoMAの「フライデーナイト」デートが最高すぎた|ゴッホやマチスを肴にワインを飲み、絵まで描いてきた

「美術館デート」と聞いて、どんなイメージを持つだろう? 静かに絵を眺めて、「すごいね」とひと言。なんだか堅苦しい雰囲気を想像する人も多いかもしれない。でも、ニューヨークの美術館はもっと自由で、もっと楽しい。

前回のメトロポリタン美術館に続き、今回はミッドタウンのMoMA(ニューヨーク近代美術館)へ。毎週金曜の夜に開催される「UNIQLO フライデーナイト」は、ニューヨーク州在住者なら無料で入館できるプログラムだ。編集部が実際に出かけてみた。

マチスの「ダンス」の躍動感に圧倒される

まずは1階のロビーで1杯

スタートは、バーカウンターから。ビールが9ドル、ワインが10ドル、カクテルは15ドルなど

入館したら、まずは1階のスペースでドリンクを。「1週間おつかれさま」と言いながら乾杯する。グラス片手に、テンションを上げていく。これがMoMAフライデーナイトの正しい始め方だ。

2人で絵を描くなんて初めて

この日は鉄骨アートで有名なリチャード・セラの作品を描く。人それぞれ違う描き方になるからアートって面白い

フライデーナイトの隠れた人気イベントが毎週金曜の午後5時30分から7時30分に開催の「ドロップイドローイング(Drop-In Drawing)」だ。MoMAのコレクションから毎回違う作品をテーマに、ガイドに促されながら自由に絵を描く体験型プログラムで、事前予約も不要画材は全てMoMAが用意してくれる。開催フロアは毎回異なるので、当日はMoMAのウェブサイトで確認しておこう。

「絵が下手だから…」などといった心配はご無用お互いの絵を見ながら笑い合う、そんなデートができる。このイベントはいつも大盛況なので、早めに並ぶことをおすすめする。

名画と対峙する

ゴッホの「星月夜」の前はいつも人だかり

フライデーナイトは時間が限られているぶん、「自分が一番見たいものから」が正解。どの階から回るか迷ったら、まず5階からがおすすめだ。MoMAのコレクションの中でも特に有名な作品が集まっている。好きな作家や気になる展示がある階があれば、そこを起点にしてもいい。

ゴッホの「星月夜(The Starry Night)」は、実物を前にすると言葉を失う。渦巻く夜空の存在感は、何度見ても圧巻だ。

マチスの「ダンス」。大きなキャンバスに描かれた躍動感あふれる人物たちを眺めながら「これ、どう思う?」と問いかければ、会話が自然と広がっていく。

ピカソの「アヴィニョンの娘たち」を前に、ふたりで静かに向き合う時間

ピカソの「アヴィニョンの娘たち」やモネの「睡蓮」を見ているうちに、あっという間に時間が過ぎる。

彫刻庭園で、夜風にあたりながら語り合うのも楽しい

もし時間が許すなら、ぜひ彫刻庭園(Abby Aldrich Rockefeller Sculpture Garden)に出てみてほしい。夜風に当たりながら、「今日、どれが一番好きだった?」と話す時間は格別だ。

ミュージアムストアでショッピング

思わず手に取りたくなる、MoMAらしい洗練されたグッズ並ぶストア

最後にセンスのいいプロダクトがそろう地下のミュージアムストアへ。

「このバッグ可愛い」「このポストカード部屋に飾る?」買わなくても一緒に見ているだけで楽しい空間だ。ちょっとしたプレゼントを贈り合うのも、いい思い出になりそうだ。

MoMAは5番街と6番街の間、西53丁目にある。オフィスからでも、買い物帰りでも、「ちょっとワインでも飲みに行こう」感覚で立ち寄れるの気軽さがいい。

デートはまだ終わらない。次回は、MoMAを出た後のミッドタウンでおすすめのレストランやバーを紹介する。

取材・文・写真/藤原ミナ

UNIQLO Friday Nights at MoMA

日時
毎週金曜17:30-20:30
場所
MoMA
(11 W. 53rd St.)
入館料
ニューヨーク州在住者は無料(要事前予約・居住証明、大人2名まで)
チケットは各回1週間前に公開され先着順
MoMAメンバーと同伴者:事前予約不要
公式Webサイト
https://www.moma.org/

                       
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