2026年5月11日 NEWS DAILY CONTENTS

ニューヨーカーの“日本好き”熱は加速中?「呪術廻戦」キャストにも大歓声、写真で振り返る2026年ジャパンパレード

年に一度の日本の祭典「ジャパンパレード」が5月9日、ニューヨークのセントラルパーク・ウエストで開催された。あいにくの雨にもかかわらず、約5万人が来場。熱気とにぎわいに包まれた当日の様子を、写真とともに振り返る。

舞台「『呪術廻戦』-懐玉・玉折-」のキャスト。左から伏黒甚爾役の久保田悠来、五条悟役の三浦涼介、夏油傑役の藤田玲

「まるで自宅にいるような心地」

観光地として人気が高まり続ける日本は、2025年の訪日外国人数が過去最多となる4000万人を記録。ニューヨークでも日本好きの波は確実に広がっている。寿司おまかせや抹茶カフェの普及に加え、アニメフェスや映画館でのアニメ上映も定着。さらに近年では、着物や空手といった伝統文化だけでなく、日本の”ギャル”や“カワイイ”文化も若い世代を中心に人気を集めており、日本カルチャーへの関心は高まるばかりだ。

5月9日に行われたジャパンパレードより

5回目を迎えた今回のジャパンパレードでは、こうした流れや新世代へのアプローチを意識し、公式マスコット「Happi(ハッピ)」を制作。これまで以上に日本のエンターテインメント性を打ち出した内容となり、グランドマーシャルには、世界的に活躍する日本人イラストレーター/漫画家のアッキー・ブライアントさんが選ばれた。

2026年度ジャパンパレードのグランドマーシャルを務めた、イラストレーター/漫画家のアッキー・ブライアントさん

オープニングセレモニーに登壇したアッキーさんは、「ニューヨークは私にとってとても大切で、2022年のアニメNYCでライブドローイングを披露した思い出深い場所でもあります。また、ニューヨークは私の故郷・大阪を思い出させてくれます。テイクアウトフードがどこにでもあり、みんな信号を待たず、ずっと携帯電話を触っているところなど、共通点がたくさんあります。そうしたところが、まるで自分の家にいるような心地にさせてくれるんです。改めて、この街が大好きです」と、ニューヨークへの愛を語った。

ニューヨークを代表する野球チーム、メッツの公式マスコットもパレードに参加
毎年必ず参加しているという2人組にも遭遇

日本の“知らなかった魅力”にも出会える日

パレードでは、約100団体、約2700人が参加し、パフォーマンスを交えながらストリートを練り歩いた。華やかな着物や個性豊かな衣装に身を包んだ参加者たちは、沿道で見守るニューヨーカーたちの視線を釘付けにした。

パレード参加者の中には、日本人プロボクサーとして3度の世界王者に輝いた吉田実代さんの姿も

そして同パレードの魅力の一つは、普段なかなか知る機会のない“日本人団体”や“日本好きコミュニティー”の存在に触れられることにもある。

日本人によるユニークな団体としては、日本人男性のみで構成された合唱クラブ「The Men’s Glee Club of New York(紐育男声合唱団)」が登場。スーツ姿で披露されたキレのあるパフォーマンスに、会場からは大きな拍手が送られた。

「The Men’s Glee Club of New York(紐育男声合唱団)」

また、“日本好き”の参加者たちの中には、日本のカワイイカルチャーに影響を受けた若者グループ「TEMPLE」や、ロリータファッション愛好家が集う「New York Lolitas」なども参加。ヘアメイクから小物に至るまで細部にこだわった装いからは、日本文化への深い愛情が感じられた。

日本のカワイイ文化に影響を受けるサークルグループ「TEMPLE」
日本のロリータファッションをニューヨークで楽しむ「New York Lolitas」

「呪術廻戦」キャストへの熱狂

パレードのラストを飾ったのは、特別ゲストとして登場した舞台「『呪術廻戦』-懐玉・玉折-」のキャスト陣。五条悟役の三浦涼介、夏油傑役の藤田玲、伏黒甚爾役の久保田悠来、さらに呪詛師役の森貞文則、南誉士広、北村海らが、日本国外で初めてファンの前に姿を現した。

舞台「『呪術廻戦』-懐玉・玉折-」のキャスト。左から伏黒甚爾役の久保田悠来、五条悟役の三浦涼介、夏油傑役の藤田玲

悪天候にもかかわらず、数時間前から待ち続けていたファンたちからは大歓声が巻き起こり、会場の熱気は最高潮に達した。

アクロバティックなパフォーマンスを披露した舞台「『呪術廻戦』-懐玉・玉折-」のキャスト陣

夏油傑役の藤田は、「あいにくの雨だったのですが、熱のこもった声援が聞こえて、僕らの名前も呼んでいただけて本当にうれしかったです。とても熱い空間でした」と興奮気味にコメント。続いて伏黒甚爾役の久保田も、ニューヨークについて「刺激があり、僕ら自身もパワーをもらえる場所」と表現。

伏黒甚爾役の久保田悠来

また、五条悟役の三浦は、「今回ニューヨークに来て、この国の素晴らしさや自由さを強く感じました。日本の文化も、もっと自由に、自信を持って届けられるようなパフォーマンスをしていきたいと改めて思いましたし、世界中の人に知っていただける幸せがもっと広がっていけばいいなと思っています」と語った。

来年、そしてその先へ。さらなる進化を遂げていきそうなジャパンパレード。日本人として誇るべき文化や魅力を、内側からも、そして客観的な視点からも再認識させてくれる、年に一度の貴重なイベントとなっている。

取材・文・写真/ナガタミユ

                       
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