2026年5月21日 NEWS DAILY CONTENTS

長距離フライトが快適すぎる、世界最高の機内エンタメ航空会社トップ5

Shane Ryan Herilalaina

機内での過ごし方を大きく左右する機内エンターテインメント(IFE)。航空業界の格付け大手、スカイトラックスが発表した2025年度の「ワールド・ベスト・インフライト・エンターテインメント」のランキングを基に、世界のトップ5に選ばれた航空会社とその特徴をまとめた。近年のトレンドである高速Wi-Fiの導入状況と合わせて紹介する。

長距離フライトでは、機内エンタメの充実度が乗客の満足度を大きく左右する(photo: Unsplash / Shane Ryan Herilalaina)

1位 キャセイパシフィック航空(香港)

4500時間以上の圧倒的コンテンツ量

見事世界1位に輝いたのは香港のキャセイパシフィック航空だ。ハリウッド映画はもちろん、中国・香港映画、韓国ドラマを含む東アジアの作品が充実してる。「モノポリー」などの人気ゲームも機内で楽しめる。

・Wi-Fi:ファースト・ビジネス乗客や上級会員は無料。エコノミークラスは有料(6時間以上のフライトで19.95〜24.95ドル)。

2位 エミレーツ航空(UAE)

6500チャンネルを誇るモンスターシステム「ice」

僅差で2位となったエミレーツ航空の「ice」システムは、音楽ストリーミングのSpotifyや主要海外メディア(HBO、BBCなど)と提携し、圧倒的な番組数を誇る。

・Wi-Fi: 2025年11月から、イーロン・マスクのスターリンク(Starlink)による超高速・無料Wi-Fiをボーイング777機材から順次導入中。将来的には全旅客への完全無料化を目指してる。

3位 カタール航空(カタール)

世界各国の映画を網羅した最大級のセレクション

世界トップを争うカタール航空の「Oryx One」は、ハリウッドからアジア、アフリカ、ヨーロッパ、南米まで、世界各国の映画を網羅した圧倒的な作品数が特徴。

・Wi-Fi: 会員登録で1時間無料。さらに中東初となるスターリンクを一部機材に導入しており、最大500Mbpsの超高速無料Wi-Fiを順次拡大中。

4位 シンガポール航空(シンガポール)

機内でプレミアリーグをライブ観戦

約2000のオンデマンドコンテンツに加え、イングランド・プレミアリーグなどのスポーツ生中継が最大の魅力。機内にいながらリアルタイムで試合を観戦できる。

・Wi-Fi: 会員プログラム「クリスフライヤー」会員であれば、エコノミークラスを含め原則無料でWi-Fiが利用可能。

5位 トルコ航空(トルコ)

豊富な映画ラインナップと長距離路線の強化

「Planet」システムには最新作からクラシックまで豊富な映画がそろっている。将来のオーストラリアや南米への超長距離直行便就航を見据え、エアバスA350-1000などの最新鋭機も導入予定。

・Wi-Fi: ビジネスクラスやマイレージ会員は無料。エコノミークラスの長距離路線での無制限利用は有料(25ドル)。

日系航空会社のエンタメ&Wi-Fi事情

今回のスカイトラックスのIFEトップ20圏外ではあるものの、日本の旅客から高い支持を得ている日系2社の最新事情は下記。ちなみにJALは別部門の「ベスト・エコノミークラス・シート」で世界1位を獲得している。

ANA(全日本空輸)

日本の最新作が充実、国際線Wi-Fiの無料化も拡大中

日本の最新映画やバラエティ番組、アニメのラインアップが非常に充実しており、機内での見やすさは抜群。

・Wi-Fi: 国内線は全席無料。国際線でも2024年夏以降、ビジネスやエコノミークラス(プレミアムエコノミーを含む)を対象に、機内でのテキスト通信(チャットなど)が無料で利用できるよう順次拡大中。

JAL(日本航空)

独自のこだわりコンテンツと、国内線無料Wi-Fiのパイオニア

落語やJALオリジナル番組など、日系ならではのカルチャーコンテンツが魅力。映画の邦画ラインナップも豊富。

・Wi-Fi:国内線は無料。国際線については、2024年10月からビジネス・プレミアムエコノミー・エコノミークラスの全旅客を対象に、機内Wi-Fi(テキスト通信限定)の無料提供を開始してる。

スターリンク導入を進める海外勢に対し、ANA・JALも無料Wi-Fi拡大を急いでいる。機内エンターテインメント競争は、“映画の本数”から“ネット環境”へと大きく様変わりしている。

                       
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