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1日付のニューヨーク・ポストによると、マンハッタン区にあるニューヨーク大学ランゴーン医療センターで安全対策が徹底されておらず、使用中の手術室から出火してニューヨーク州の調査を受けていたことが分かった。
同紙が入手した州保健局の報告書によると、この火災は2014年12月に起こったもので、手術中に患者が吸引していた酸素が室内に漏れていたため、器具を使用する際に引火したことが原因。執刀医と麻酔医の間で、安全対策における伝達不足があり、「求められる安全基準下で手術を行うことを怠ったことは明らか」だという。さらに、連邦保健局が火災の直後に行った調査でも、「緊急に対策を講じる必要あり」と指摘したとしている。
保健局からの指摘を受けてまもなく、同センターは、手術中の患者に酸素を供給する方法を変更し火災発生を防止する、火災の危険性についてのトレーニングを追加で行うなどの安全対策を強化したという。
報告書では、この火災に関係した患者や手術器具などの名前および手術の内容、患者のやけどの状況などは明らかにされていない。
手術室での火災は、米国内で年間550~650件起きており、今回の事例のように患者が吸引する酸素に引火するのが原因の大半だという。
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