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22日付のニューヨーク・ポストによると、マンハッタン区のチェルシーマーケットにあるイタリアンレストランの元従業員3人が、雇用や接客においてイタリア人だけを優遇するのは人種差別に当たるとして、同レストランの経営者らを相手取り訴訟を起こしていたことが分かった。
起訴状によると、原告側は「ジョバンニ・ラナ・パスティフィシオ・アンド・クッチーナ」のイタリア人経営者3人が、イタリア人従業員は「良く働く」と評価し、客をイタリア人サーバーの担当席に優先的に回すなどし、この待遇差について抗議をした米国人従業員である原告らを解雇したという。また、イタリア人の客を優遇しており、「店内のコンピューターには客が『イタリア人』だと知らせるボタンがあり、優先的に接客する一方、米国人に対しては、侮蔑的な態度を取ることもあった」という。さらに、店側はイタリア人従業員に対してのみ、3カ月の待機期間を設けず健康保険に加入させるなど福利厚生面でも優遇したほか、勤務中の飲酒や無断欠勤を見過ごしたとも訴えている。
原告の2人はことし2月、横領の罪を捏造され不当に解雇されたと主張しており、もう1人は、同訴訟に加わったことで強制的に解雇されたという。
今回の訴訟について、店側はコメントを発表していない。
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