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22日付のフォックス・ニューヨークによると、ニューヨーク市保健衛生局(DOH)は、ジカ熱に感染した女性が小頭症と診断された新生児を出産したと、同日発表した。市内では初となる。
母親はジカ熱が流行する海外の国へ渡航した際に、ウイルスの媒介となる蚊に刺されて感染したとみられており、誕生した新生児は通常より脳の体積が小さく、何らかの脳障害を抱えている可能性が高いという。渡航時期や出産日などは明かされていない。
母親と新生児は経過観察中で、DOHと米疾病管理予防センター(CDC)は連携を取り、対応している。
市内で初めて、ジカ熱感染による先天性異常がみられる胎児が誕生したことを受け、DOHのエルミニア・パラチオ医師は「市は小頭症児とその家族をできる限り支援する。また、ジカ熱感染は妊婦にとって深刻な事態を引き起こす可能性があることを、しっかりと理解してもらいたい」と述べた。
DOHでは、妊婦や妊娠を計画している女性に対し、ジカ熱感染リスクが高い、中南米とカリブ海沿岸諸国ほぼ全域への渡航自粛を勧告している。
ジカ熱感染による小頭症と診断された新生児は今年に入り、全米で12例確認されている。

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