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26日付のNBCニューヨークによると、ビッグアップル・サーカスが同日、この冬のリンカーン・センターでの興行を行わないことを発表した。
同サーカスは、最後列の席からでも舞台から50フィート(約15メートル)内でパフォーマンスを間近に見られることを売りに、ニューヨーク市で35年間親しまれてきた。特に、年末から年始にかけてのリンカーン・センターでの興行は、市の風物詩の1つとなっていた。
最近は資金繰りに窮しており、スタッフを30人から8人へ大幅に削減。さらに、非営利団体を設立して200万ドル(約2億千万円)の資金調達を目指していたが、半分以下の90万ドルしか集まらず、この冬の興行を断念することになったと公式フェイスブックで明かした。
ただし、「クラウンケア」などのコミュニティーサービスプログラムは今後も続けるという。同プログラムは、全米16の主要小児病院をピエロが訪問し、入院している子どもたちを笑顔にし励ますというもの。また、「派遣サーカス」として、ピエロなどの団員の派遣も行うという。
同サーカスの代表、ウィル・マイトランド・ウェイス氏は、「ビッグアップル・サーカスの精神は今後も続く」としている。
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