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【14日付CBSニューヨーク】ニューヨーク市立の小、中学校で十分な性教育が行われていないため、子どもたちに性の知識が浸透していない実態が明らかになった。スコット・ストリンガー会計監査官が14日発表した。
市では中学校の間に最低でも1学期間、性教育に関する授業を受けることを義務付けているが、監査当局が行った最新の調査によると、公立中学校に通う8年生のうち、保健の授業を「受けた」と答えたのは全体の57%だった。また、保健を担当している教員のうち97%が保健を教える資格を持たずして授業を実施していることが分かり、過去2年の間に教員向けの性教育トレーニングに「参加した」と答えた人は全体のわずか7.6%にとどまった。
10代の妊娠率は下がっているものの、ブロンクス区など一部の地域では10代の妊娠率が依然として高く、2015年に行われた調査では10代の4%が「交際相手から性的虐待を受けたことがある」と答えている。また、クラミジアや淋病などの性感染症(STD)にかかる10代も年々増え、問題となっている。性的指向の悩みからLGBTQの若者は自殺を図りやすいことも指摘されており、適切な性教育の実施が求められる。
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