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【12日付amニューヨーク】昨年ハリケーン・マリアの被害を受け、ニューヨーク市に避難して来たプエルトリコからの被災者に、市が片道航空券を提供し送り返している。
ローズマリー・イバロンドさん(27)は2017年10月、身体障害のある夫と幼い子ども2人を連れ、プエルトリコからマンハッタン区に住む妹のアパートに移り住んだ。しかし、部屋が狭いことと、アパートが市の公共住宅であり、賃貸契約者以外の者が居住できる期間は1年以内と定められているため、ブロンクス区のシェルターに移った。同年12月初旬、プエルトリコで家を借りていることを理由に長期滞在を却下され、今年1月、市から家族4人分のプエルトリコ行き片道航空券を渡された。
シェルターを探していた者が市外へ移住するための片道航空券を市が負担する政策は、「リコネクト計画」の一環。2017年9月以来、イバロンドさんを含む62人が、市の負担による航空券でプエルトリコに戻っているという。
シェルターでホームレス1人にかかる費用は1日約150ドル(約1万6000円)。プエルトリコへの片道航空券は200ドル(約2万1500円)だが、1回で済むため結果的に市の負担が大きく軽減されるという。

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