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【9日付タイムアウト】マンハッタン区内で家を買うのに必要な年収は約40万ドル(約4274万円)と、庶民感覚からはほど遠いことが分かった。住宅購入に関する投資会社ユニゾンが3月、住宅取得能力調査報告書の中で明らかにした。昨年のニューヨーク市民の年収の中央値は約5万5000ドル(約588万円)、必要年収は約7.3倍だ。
調査では全米の主要都市圏の不動産データを基に住宅をその地域の販売価格の中央値で購入し、頭金として5から20%を支払うと仮定。住宅への支出を年収の30%以下に抑えるとして、毎月の住宅ローンを十分支払えるだけの年収額を逆算した。
それによると同区内の住宅販売額の中央値は160万ドルで、20%の頭金で購入するには35万ドルの年収が必要。頭金5%の場合、必要年収は45万4000ドルになる。同様の計算をすると、必要な年収はブルックリン区で21万から27万3000ドル、クイーンズ区で18万6000から24万2000ドル、ブロンクス区で10万8000から13万9000ドル、スタテン島では10万8000ドルから14万ドルだった。
不動産情報サイト、シティーラブの2015年の調査によると、市民の約51%は借家住まい。市内5区の全世代においても借家住まいの人の方が多いという。
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