【8日付ニューヨークポスト】搾乳のための休憩に対して嫌がらせを受け、定期的に搾乳できず乳腺炎発症につながったとして、ニューヨーク市警察(NYPD)の警官、シモーン・ティーグルさん(37)がビル・デブラシオ市長と市を相手取り、損害賠償500万ドル(約5億6300万円)を求めて、ブルックリン区の連邦地裁に提訴する準備を進めていることが分かった。
ティーグルさんは生後11カ月の息子を母乳で育てている。今年1月、産後休暇を終えて職場復帰したティーグルさんは、母乳を搾るための休憩を求めると毎回、同僚に嫌な顔をされ、「またかよ」などと嫌味を言われた。搾乳のために与えられた休憩室もホコリだらけで、カビが生えるなど劣悪な環境だったという。
8月には休憩の時間と回数を記録し、同僚全員が見える場所に貼り出すよう上司に指示されたという。
それから休憩を申し出るのを止めたティーグルさんはほどなくして乳腺炎を発症。授乳中の母親が定期的に母乳を出さないことが原因の1つとされる感染症だ。ティーグルさんは乳房が張っているのを感じたが、同僚の嫌な顔を見たり汚い授乳室に入ったりするくらいなら、我慢する方がましだと思ったという。「同様の嫌がらせや周囲の嫌悪感で授乳を止める母親もいる。授乳環境が整っていないのは法で定められた権利を侵害されていることと同じ」と訴えた。