調理済み食品のカロリー表示義務化 NY市内のスーパーやコンビニで

 【22日付CBSニューヨーク】ニューヨーク市で22日、チェーン展開するスーパーマーケットやコンビニエンスストアで調理済み食品のカロリー表示を義務付ける、全米初となる条例が施行された。同条例の対象となるのは、ホールフーズやセブンイレブンなど、市内に15店舗以上の支店を展開するチェーン店。
 ラジオ局WCBS880のリポーター、マーラ・ダイアモンドさんは同日、ホールフーズの「地中海風ターキーミートボール」1個が、1カップ320カロリーの「マカロニ・アンド・チーズ」の2倍以上の730キロカロリーと表示されていたと伝えた。
 買物客の反応はさまざまで、ホールフーズでランチやディナーをよく買うというエマ・テイガーさんは、「数字を気にし始めたら食事を楽しめなくなる」と批判的。同コロンバス街店を訪れたメリー・ジョーンズさんは、「提供される情報はとても役に立つと思うわ」と好意的だ。
 スーパーマーケットやコンビニエンスストアチェーンに加え、チェーン展開するレストランや食料品店では、標準メニューに塩分や炭水化物など全ての栄養成分についての表示が義務付けられる。違反した店舗は8月21日から200~600ドル(約2万2000円~6万7000円)の罰金が科せられる。

Paul Swansen

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