2000台のIT端末紛失 DOEの管理行き届かず

 【19日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市教育局(DOE)が購入したIT端末約2000台が紛失していることが、このほど判明した。
 DOEは過去2年間にデスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレットなど、1台約2000ドルの端末を学校で使用するために購入しているが、公立校8校とスコット・ストリンガー会計監査官が行った調査によると、1816台の所在が不明である他、3541台の在庫管理が正確に行われていなかった。同会計監査官によると、DOEが所有している端末1万4000台のうち35%の管理が行き届いておらず、2年前に比べ状況は悪化しているという。
 各公立校は端末の数を管理するよう義務付けられているが、公立校全体を取りまとめるDOEが機能していないことが問題視されている。また、2年前にも同様の問題が起きていたにもかかわらず、管理体制が改善されていないことについて同会計監査官は、「端末を1台紛失するたびに、学習に必要なネットワークへのアクセスができない子どもが1人増え、税金も無駄になっている」と批判した。

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