ごみ収集作業、人員不足で遅れ ワクチン未接種のNY市職員、無給休暇に

 

 

ごみ収集作業、人員不足で遅れ

ワクチン未接種のNY市職員、無給休暇に

 

市内のごみ収集作業の様子=10月(Photo:本紙)

 

 新型コロナウイルスのワクチンを巡り、ニューヨーク市の全職員が10月下旬までの接種を義務付けられたことで、未接種の職員は無給休暇扱いとなった。これを受け、人員不足が生じた市清掃局の作業が遅れたため、市内の一部では先週、未回収のごみが放置される事態が起きた。CNNが1日、報じた。

 デブラシオ市長は、1日時点で37万8千人の市職員のうち、無給休暇扱いになったのは約9千人に上ると発表。エドワード・グレイソン清掃局長は「市の住居地域では、毎日1万2千トンのごみが出るため、少しでも遅れが生じると正常化に少し時間がかかる」と指摘。「遅れを取り戻すために、日曜の作業も追加し、週末を通して総動員で作業にあたった」と述べ、対応に最善を尽くしたとの見解を示した。

 1日時点で、作業の遅れは実際に解消。人員不足に対応するため、作業員は先月28日から、12時間シフトに切り替えて勤務している。必要に応じて、日曜も出勤する方向だ。

 一方、市が示したデータは、接種義務化が職員のワクチン接種を促進するのに効果的であることを示している。10月19日時点では、1回以上のワクチン接種を終えた清掃局の職員は62%だったが、1日朝には83%に跳ね上がり、日ごとに増加を続けているという。

 


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