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ニューアーク、16歳に投票権付与へ
NJ最大都市、意見は交錯

ニュージャージー州最大の都市・ニューアーク市議会は、4月から教育委員会選挙で16、17歳の投票権を認める法案を全会一致で可決した。合衆国憲法修正第26条により投票権年齢が18歳に引き下げられた1971年以来、若年層の選挙権を拡大した全米最大のコミュニティとなる。ニューヨーク・タイムズが11日、伝えた。
「実際、彼らは私たちの話を聞かなければならなくなるだろう」。ニューアーク市内のトップ校、サイエンス・パーク高校に通うナサニエル・エスボンテングさん(16)は、今回の動きに期待を込める。国勢調査によれば、ニューアーク市の16、17歳は約7千人に上り、選挙結果を占う上で十分な票田となるという。
同市の人口構成のうち、90%ほどが黒人かラテン系だ。公教育の再活性化とともに、民主的プロセスへの参加を促すことで、低迷する投票率の改善につながり、市の発展にも寄与するとの見方が広がっている。
昨年の教育委員会選挙では、登録有権者19万5千人のうち、投票したのは3.1%にとどまった。当選した3人は、3500票に満たない票数で当選した。民主党が圧倒的に優勢なニュージャージー州では、今回の取り組みは軒並み支持されている。一方、共和党関係者からは「納税者でもない彼らは、大事な決断を下す準備ができていない」などと反発する声も出ている。
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