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NY州、コロナ死者数5万人超
新知事、失地回復に向けた「一手」

ニューヨーク州のキャシー・ホークル新知事は25日、新型コロナウイルス感染による州内の死者数に、クオモ前知事時代に集計していなかった1万2千人を新たに追加した。NY州での累計死者数は、米疾病対策センター(CDC)の集計と同じ5万395人となった。CNNが同日、伝えた。
これまでは、病院や老人ホーム、成人介護施設だけを対象とした内部報告システムによる死者数を集計。自宅や刑務所などで死亡した人については、CDCに提出された死亡診断書のデータが加えられていなかった。セクハラ問題で辞任したクオモ氏は、コロナ感染による死者数を過少に発表していたとして批判を招いた。ホークル氏は就任翌日の25日、失地回復に向けた「一手」を早速打ち出した形だ。
現在のダッシュボードは、州の内部医療電子応答データシステムからの数値とCDCの数値の両方を提供し、公衆衛生状況の全体像を提供している。ホークル氏は「国民は、起きている状況について、明確に真実を知らされるべきだ」と強調した。
クオモ氏は知事として執務した最終日にあたる23日、合計死者数を4万3404人と報告した。NY州の検事総局はことし初め、老人ホームでのコロナ感染による死者数を50%過少報告していた疑いで、州保健局を調査した。
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