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17日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長が、ニューヨーク市警察(NYPD)のヘリコプターを私的に利用している恐れがあると物議を醸している。
特に問題となっているのは、14日のクイーンズからブルックリン区への飛行。クイーンズ区での公務は、電気技師労働組合のトレーニングセンター開会式への参加だった。しかし、その後ブルックリン区で何をしていたかについては、広報担当者は口を閉ざしている。
同紙の調べでは、同区パークスロープにあるレストランやコーヒーショップで、市長選再選活動の戦略会議や資金集めの電話攻勢に勤しんでいた様子。政治家の職権乱用を監視している非営利団体、シチズンズ・ユニオンの代表は「自分の選挙活動のために、市のへリコプターを使うのは公私混同。経費を弁償すべき」と憤る。
市長が“乱用”しているヘリコプターは、NYPDが保有するベル429型機で、1時間当たり463~667ドルの経費がかかるという。市長側は、今のところ弁償する予定はないとしている。
市長は、ロングアイランドのホフストラ大学で行われた、第1回目の米大統領選テレビ討論会に足を運ぶ際も同機を使用していた。
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