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11月29日付のDNAインフォによると、ブレグジット(英国のEU離脱)で将来に不安を抱く英国人がニューヨーク市に移り住む傾向がみられ、英国企業の米国進出が、これに拍車を掛けているという。
例えば、ジェシカ・ニールドさん(25)は取材で、「20代のプロフェッショナルにとって、先行きは不透明」と不安な心の内を明かす。2月に英国のデイビッド・キャメロン前首相が国民投票の日取りを決めるとすぐに、ロンドンからマンハッタン区のスタイブサントタウンに移住した。「自分の可能性を広げる良い機会でもあった」と、ニールドさん。雇い主の人材派遣会社が、グランドセントラル駅の近くにニューヨーク支社を開設したのも運が良かった。「多くの英国人が移住したいと思っている」。ニールドさんのルームメイトも、靴メーカーに勤務する英国人だという。
「英国人が押し寄せてくる」と話すのは、不動産ブローカーのデイビッド・マシュー氏。自身も英国出身で、同区でマーケティング会社を設立し、ロンドンから幹部を呼び寄せるなど造詣が深い。「ビジネスの中心である市は、英国企業の進出も増える。英国人にとって理想の移住先」と述べた。

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