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ビル・クリントン元米大統領とヒラリー夫人を題材にしたミュージカルが、今夏ニューヨークの劇場で上演されることが分かった。
「クリントン」というタイトルの同ミュージカルでは、クリントン氏が大統領在職中に起こしたスキャンダルなどに焦点を当て、一国の大統領として成功した政治家としての顔と、女性好きで無骨な男としての顔との二面性を描く。
同作の概要には「ふたりのビル・クリントンがヒラリーと力を合わせて自らの立場を守り、米国を変え、政治は醜い人間が繰り広げるショービジネスだという真実を明らかにしていく」とあり、政治的な風刺や痛烈なメッセージを表現しているという。
登場人物はクリントン夫妻のほか、エレノア・ルーズベルト32代大統領夫人、ケネス・スター独立検察官、モニカ・ルインスキーさんなどを含む。
同作品は、2012年のエディンバラ・フェスティバル・フリンジで「最優秀新作ミュージカル」にノミーネート後、翌年13年にはロンドンのキングス・ヘッド・シアターで上演されていた。
監督はアダム・アリアン氏。脚本・音楽・歌詞を手がけたのは、オーストラリア出身の兄弟ポール・ホッジ氏とマイケル・ホッジ氏。米国公演は今回が初めて。
「ニューヨーク・ミュージカル・シアター・フェスティバル」の一環として7月18日から5日までの間、マンハッタン区のパーシング・スクエア・シグニチャー・センターで上演される。
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