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チャータースクール(特許契約学校)支持グループ「ファミリーズ・フォー・エクセレント・スクールズ」の分析結果によると、ことしの州共通テストの数学と読解の試験で、黒人およびヒスパニックの合格者が1人もいない学校が、ニューヨーク市に90校もあった事が明らかになった。
多人種の生徒が通う31校では、在籍する1065人の黒人生徒全員がことしの数学試験に不合格だったという。別の28校では613人のヒスパニックの生徒の中には1人も合格者がおらず、読解試験でも同様の結果が出ている。
数学試験で「優」の評価を受けたのは全体の34.2%だったが、黒人生徒で「優」だったのは18.5%、ヒスパニックの生徒では23.2%。読解試験でも、同様の結果だった。
マイノリティーの生徒の合格者がいなかった学校はすべて多様な人種の生徒が通う学校で、クイーンズ区ベル・ハーバーの公立第114校のように黒人やヒスパニックの生徒が少数の学校では相対的に成績が良かった。
市教育局(ED)は、市公立学校における、黒人およびヒスパニックの生徒とそのほかの生徒との学力差を縮めるため、長年にわたり努力を続けており、2014年の試験では昨年よりもよかったものの、白人およびアジア人生徒の成績がより大幅に伸びたため、その学力差は更に拡大したという。
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