15歳の少女が無免許運転　同乗していた少年３人死亡

　ペンシルバニア州で先月30日、ニューヨーク州ウエストチェスター郡出身の15歳の少女が運転していた車両が横転し、同乗していた少年３人が死亡するという事故が起きた。運転していた少女の詳しい身元は明らかにされていない。
　少女は週末、父親の所有するＳＵＶを無断で運転し、少年３人と少女１人を乗せて朝食をとりにレストランに行ったが、帰宅途中のカーブで速度を出し過ぎ事故を起こしたものとみられる。　
　少年、少女はすべて、ペンシルバニア州北東部のウォーレンポーパック・レイク・エステイツに滞在していたとされ、死亡した３人は、カレン・キッファさん、シャマス・ディグニーさん、ライアン・リーシャーさんで、いずれもバックス郡のカウンシル・ロック・サウス高校に通う15歳だった。運転していた少女と同乗していた16歳の少女は、近くの病院に搬送され手当てを受けたが、すでに退院している。
　目撃者によると、カーブで車両が道路からそれる際、少年が「スピードを落とせ」と叫んでいたという。少年らは横転した車両の窓から放り出され、その内の１人は目撃者の家の庭に転落した。
　両州共に自動車運転免許を取得できる法定年齢は16歳で、少女は無免許だった。同州ウェイン郡の地方検事ジェニン・エドワーズ氏によると、少女は少年法に基づき起訴される可能性があるという。