2015年食のトレンド予想　ニューヨーカーは何を食べる？

　地元紙のエー・エム・ニューヨークでは、年始にあたり食のトレンド予想を特集している。

＜ハイエンドなグルテンフリーパスタ＞
　グルテンフリーの流行は今年も続きそうだ。人気店「デル・ポスト」のシェフ、マーク・ラドナー氏は、副業としてグルテンフリーパスタの店舗展開を計画している。クラウドファンディングのキックスターターで資金を集め、ウエストビレッジにポップアップの「パスタフライヤー」を昨年開店した。

＜オイスター人気＞
　低脂肪、高タンパクなローカルフードとして最近人気を集めている。人気店「モモフク」では、生ガキやグリルなどさまざまなメニューで、Ｒのつく月だけでなく１年中カキを提供している。（一般的に英語でＲの付く月以外は食べてはいけないといわれている、そのＲの付かない月は５月【Ｍａｙ】～８月【Ａｕｇｕｓｔ】）。

＜バーガー変化形＞
　バーガーはビーフだけではない。より健康的で美味しい変化形として、「メジャーラウンジ」のカンガルースライダー、「テイスティバーガーシャック」のキャメルバーガーなど、色々な種類の肉を使ったバーガーが続々登場している。
＜ベジタリアンラーメン＞
　菜食主義者の多いニューヨークでは、有名シェフが普通のラーメンに負けない美味しいベジタリアンラーメンをメニューにのせており、今年は他店の追随が予想される。「アイバンラーメン」ではローストトマトとエノキのベジタリアンラーメンが評判だ。

＜鴨肉＞
　昨年から人気が続いている鴨肉。近隣のハドソンバレーやロングアイランド産が手に入るうえ、赤身肉より健康的で鶏肉より風味がある。ラーメンやパッタイの他、ロースト、コンフィなどの料理で使われている。

＜ハイブリッド野菜＞
　今年は数種の野菜をかけ合わせたハイブリッド野菜が人気となりそうだ。芽キャベツとケールをかけ合わせたケイレッツ、ブロッコリーとカリフラワーのブロッコフラワー、また果物ではプラムとアプリコットのプラムコットなどがある。

＜スピガレロ＞
　南イタリア産のスピガレロはアブラナ科の野菜で、有名シェフのマリオ・バタリ氏は人気のケールに続く新顔として紹介している。