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アメリカ合衆国国勢調査局が発表したデータによると、市内の製造業者および製造業における職の数が減少していることが分かった。
国勢調査局によると、2007〜12年の5年間で市が失った製造業者の数は1054、製造業における職の数では3万2357となる。製造業内でもっとも著しく減少したのは、アパレル産業で、業者としては2007年時の1289から5年間で970へ減少、職の数では2万3500から1万6500に減少していた。出版業においては、この5年で841から656へ減少しており、昨今の“時代の流れ”が垣間見える。一方、サービス業者と関連業での職の数は増加傾向にあるという。
ガーメント・ディスクリクト、別名ファッション・ディスクリクトで、アパレル業を営む日本人デザイナーは、「ここ数年で目に見えて、アパレル製造業者の数は減っている。生地の購入や腕のいい裁縫師を見つけることなどに苦労はあるが、自分が少しでも多く活動することによって、このエリアを活性化させることができれば」と述べている。
同エリアは、1800年代後半よりアパレル関連の製造業が発達し始めた。またアメリカ南北戦争時に軍服の作成やミシンの発展、ヨーロッパからの移民がアパレル製造業に職を求めたことによって、同ディスクリクトは栄華を極めていった。時代が流れ、テクノロジーが発展することでなくなる職はあったとしても、ニューヨーク市がビジネスの中心地であることには変わりない。
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