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26日から冬の嵐が本格化して悪天候が予想されるなか、室外に放置されて動物虐待の疑いがあるとして、ブルックリン区ゴワナスの住民宅アパートメントの裏庭から、およそ80匹のウサギが救出されていたことが分かった。
ウサギたちはNYPDの警察官20人によって、飼い主であるドロタ・トレックさんより保護された。トレックさんはただちに逮捕されなかったものの、以前より動物虐待やネグレクトの疑いがないか、動物愛護団体とともに警察が調査中だという。
911の要請を受け警察が、雪風を防ぐ場所もなく裏庭に取り残される大量のウサギを発見し、放置を確認したのは月曜の午後2時ごろ。警察はトレックさんにこれから来る嵐に備え、ウサギを室内に入れるよう指導した。警察が2度目の911要請を受けたのは同日午後7時半ごろで、ウサギは寒空の中で放置されたままだった。午後10時半ごろには令状をもって警察が現地へ向かい、およそ1時間かけてウサギを“押収”した。
トレックさんは、警察に対し不服を申し立てている。生存を確認しており虐待ではないこと、また警察がウサギの耳や足を乱暴に掴み、檻のなかに放り込んでいたなどしていたため、警察を訴えることも視野に入れているという。
動物愛護団体の関係者は、「ウサギは屋外でも生きていけると思っている人が多いが、捕食される動物であるウサギは外では多大なストレスにさらされるため、ペットのウサギは屋内で飼育してほしい。また本当に捕食されてしまうことや寒さで死んでしまうケースが後を立たない」と述べている。
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