2026年3月19日 NEWS DAILY CONTENTS

コストコのフードコートはなぜ人気? 低価格の秘密と日本・アメリカのメニュー比較

アメリカンなクッキーやケーキ、そしてまとめ買いに適した大容量での販売方法が魅力の会員制倉庫型店「コストコ」。特に日本の倉庫店では、街中のスーパーではなかなか手に入らない輸入菓子や食材などがそろうことから、「海外気分」を味わえる場所として根強い人気を集めている。

アメリカの「コストコ」フードコート(photo: Miki Takeda)

そんなコストコで、買い物と並んで支持を得ているのが倉庫店併設のフードコートだ。「低価格、ウマい、ボリューミー」の三拍子がそろったホットスポットとして知られている。今回は、そんなコストコのフードコートの低価格の秘密や日本限定メニュー、そしてアメリカとのフードコートメニューの違いについて紹介する。

コンセプトは「アメリカらしいダイナミックさ」

コストコは1999年、日本1号倉庫店が福岡県久山町にオープンした。開業当初からフードコートも併設されており、メニューには現在と変わらないアメリカンサイズなホットドッグやピザ、クラムチャウダーなど、アメリカで親しまれているメニューが並んでいた。コストコの担当者は同フードコートについて、「アメリカらしいダイナミックさを感じてもらえるようにとのコンセプトが込められている」と話す。

「コストコ」フードコートの看板商品、ホットドッグ(photo: コストコ)

日本独自のメニューも?

ホットドッグのサイズ感やピザの大きさ、ソフトクリームのボリュームなどを通して、アメリカらしさを演出しているコストコのフードコートメニュー。一方で、それぞれの国の利用者の「好み」に合わせたメニュー開発も行われている。例えばソフトクリームは北海道産の生乳を使用した「北海道ソフト」となっている他、日本独自のメニューとして季節ごとに味が変わるスムージーやチキンスティック、サーモンポキロールなども販売されている。

(左から)北海道ソフト、サーモンポキロール、チキンスティック

担当者は「サーモンポキロールは、これまでフードコートにはなかった“和”を楽しめるメニューで、とても人気です」と話す。

日本の「コストコ」フードコート(photo: コストコ)

気になるアメリカのメニューもチェック

一方、アメリカのフードコートでは、日本と同じホットドッグやピザの他、ペパロニやソーセージ、チーズ、オリーブ、マッシュルームなどを詰めたカルツォーネや、ボリューム満点のホットターキー&プロボローネサンドイッチなども販売されている。

日本のメニューにはない「カルツォーネ」。生地がもちもちしていて、食べ応え十分(photo: Miki Takeda)
ホットターキー&プロボローネサンドイッチは、バジルやガーリック、マヨネーズ、トマトソースの風味が絡み合ったボリューミーな一品(photo: Miki Takeda)

これらのメニューは各国のメニュー開発者によって作られており、「開発した商品を各国の部長、副部長、副社長と試食し、そこで承認が下りたものを最終的に社長にプレゼンし、最終承認を得ています」とのこと。アメリカンな雰囲気やボリュームを楽しめる一方で、日本人の味覚に合わせたメニュー開発が人気の理由の一つとなっている。

ホットドッグはドリンク付きで「いつも180円」

そして気になる「低価格」について。現在、日本の倉庫店では名物のホットドッグはドリンク付きで180円。ピザは大人数で食べられるホールサイズで1900〜2000円(1スライス350〜400円)、スムージーは300円、人気の北海道ソフトクリームも大きなカップに入って300円と、コストパフォーマンスの高さも魅力の一つだ。

季節によって味が変わるスムージーは、日本限定メニュー(photo: コストコ)

こうした低価格を実現するため、「メニューの限定化」と「原料の統一」に力を入れているという。担当者は「メニューを絞って販売数を集中させる他、世界で統一した原料を仕入れることで価格交渉のスケールメリットを生み出しています」と説明する。

大きなホールピザは万国共通のメニュー、アメリカの「コストコ」で(photo: Miki Takeda)

日本とアメリカを含め、世界14の国と地域で展開するコストコのフードコート。新メニューを試しに訪れるのもはもちろん、会員カードは世界共通で使えるため、旅行先で海外の倉庫店を訪れてみるのもいいかもしれない。

取材・文/ナガタミユ

                       
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