2026年5月10日 NEWS DAILY CONTENTS

長距離フライトで「エコノミーより快適」と注目の座席、お得に乗る方法とは?

Alexander Schimmeck

エコノミーはきつい。でも、ビジネスクラスは高すぎる・・・そんな長距離フライト利用者の間で今、注目されているのが“プレミアムエコノミー(プレエコ)”だ。足元の広さやサービス向上、機内食クオリティーの高さで人気が高まる一方、「どのマイレージを使うのが最も得なのか?」は意外と知られていない。ANA、JAL、デルタ、ユナイテッドなど主要航空会社の特徴について、商業航空関連ニュースサイト、シンプルフライング(Simple Flying)が分析している。

予算さえあれば、長距離フライトではプレエコを使いたいとする利用者も多い。写真はイメージ(photo: unsplash / Alexander Schimmeck)

「最強のマイル」は存在するか?

結論から言って、単一の最もお得なマイレージプログラムは存在しないマイル必要数は航空会社や路線、時期によって変動し、同じプログラムでも特典航空券よりアップグレード(有償エコノミーからの座席変更)を使う方が価値が高い場合もある。必要なマイル数だけで評価するのではなく、現金運賃との比較や座席の空き状況、提携航空会社の活用といった総合的な判断が重要だという。

大西洋路線で評価が高いのは?

複数のプログラムを比較した結果、特に評価が高かったのは、エールフランス/KLMの「Flying Blue」とアメリカン航空の「AAdvantage」だった

これらは特にアメリカ〜ヨーロッパの大西洋路線で比較的効率良くプレエコ特典を利用できるとされる。両者とも価格表示が比較的明瞭で、必要マイルが極端に高騰しにくい特徴がある。これは、固定賞典チャート(料金表)やプロモーション報酬をうまく活用することで、ビジネスクラスほどの大量のマイルを使わずに上位クラスへアクセスできるためだ。

米系主要プログラムの特徴

United MileagePlus

自社便で直接プレエコを予約する以外にも有償エコノミーからアップグレードする方法が価値を出しやすいとの評価だった

Delta SkyMiles

プレエコ特典の満足度自体は高いものの完全変動制(dynamic pricing)のため、必要マイル数が高騰しやすい傾向があるとされる。

日米路線では日系プログラムも有力

在米日本人や日本出発の旅行者にとって、ANA(全日空)やJAL(日本航空)のマイレージプログラムも重要な選択肢となる。

ANAマイレージクラブ

国際線特典に変動制を一部導入しているものの、閑散期や早期予約を狙えば効率良く利用できる可能性がある。また、座席スペース、サービス、優先手続きといった機内・地上サービスが充実している。

JALマイレージバンク

原則として比較的分かりやすい特典チャート制度を維持しているため、必要マイル数の予測や計画的な予約がしやすい。2025年には「アジア最高のプレミアムエコノミー」と評価された実績もあり、快適性の面でも注目だ

キーは「戦略的な比較」

つまり、マイルを使う際には(1)特典航空券として直接予約する(2)有償チケットからマイルでアップグレードする(3)提携航空会社で予約する、といった複数の戦略を比較して最も効率の良い方法を選ぶことが重要になる。

プレエコはビジネスクラスと比べて必要マイルが少なく、エコノミーと比べて快適性が高い“ほど良い快適クラス”として人気が高まっている。国際線のような長距離フライトでは、追加の足元スペースやサービスが大きな価値につながるケースも多い。

「最もお得なマイルはこれだ」という単一解はなく、状況によって有利なプログラムは変わる。航空会社自身のマイル制度と提携関係を理解し、戦略的に比較検討することが成功の鍵だといえるだろう。

                       
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