マンハッタンの家賃が再び過去最高を更新した。不動産会社大手コーコラングループの分析によると、5月のマンハッタンの家賃中央値は5125ドルとなり、前年同月比で約7%上昇した。需要が供給を大きく上回る状況が続いており、家賃高騰に歯止めがかかる気配は見られない。家賃中央値は4月から5月にかけても約1%上昇し、上昇傾向が続いている。

マンハッタンの家賃中央値5125ドルは、日本円で約82万円(1ドル=約160円換算)。ニューヨーク市では住宅供給不足が依然として解消されておらず、月80万円を超える家賃が「中央値」となる現実は、部屋探しをする人にとって厳しい状況が当面続くことを示している。
供給不足が家賃押し上げ
コーコラングループの最高執行責任者(COO)、ゲーリー・マリン氏は、「需要が依然として供給を上回る厳しい市場環境が続いており、マンハッタンの家賃中央値は再び過去最高を更新した」とコメント。特にスタジオタイプや1ベッドルームでは、限られた空室を巡る競争が激しくなり、価格上昇が目立っているという。供給不足も深刻で、5月の賃貸物件数は前月比で21%減少。2桁台の減少は4カ月連続となり、市場の逼迫(ひっぱく)が続いている。
ドアマンなし物件も最高値
建物タイプ別では、ドアマンのいない物件の家賃中央値が4496ドル、平均家賃は5710ドルとなり、いずれも過去最高を記録した。一方、ドアマン付き物件の家賃中央値は5333ドルで、今年記録した最高値をわずかに下回ったものの、高水準を維持している。
ブルックリンも過去最高
家賃上昇はマンハッタンだけではない。ブルックリンでも5月の家賃中央値は4347ドルとなり、前年同月比で6%上昇し、過去最高を更新した。クイーンズは約3400ドル台で、マンハッタンより約1700ドル安いものの、着実に上昇している。ブロンクスは市内で最も安いものの3000ドルを超えており、家賃負担は依然として重い状況となっている。
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