空港でチェックインをしていると、「ファーストクラスへアップグレードしませんか?」という案内が表示されることがある。通常なら高額なファーストクラスだが、出発直前は空席状況によって通常運賃より大幅に安く利用できるケースがあり、旅行者の間で注目を集めている。商業航空関連ニュースサイトのシンプルフライングが6月28日、伝えた。

料金は空席状況で大きく変動
アップグレード料金は航空会社や路線、需要、プレミアム席の空き状況によって決まる。一般的には出発24時間前から始まるオンラインチェックイン時に案内されることが多く、航空会社のアプリやウェブサイト、空港のチェックイン端末などで確認できる。プレミアム席に空きが多い場合は、空席のまま出発するより販売した方が収益につながるため、通常より安い価格が提示されることがある。一方、満席に近い便ではアップグレード自体が表示されないこともある。
アメリカ国内線なら100ドル以下も
アメリカ国内線では、2時間ほどの短距離路線では29~199ドル程度のアップグレードが提示されるケースが多い。アラスカ航空ではシアトル〜ロサンゼルス線などで100ドル未満のオファーが出ることもあるという。一方、ニューヨーク(JFK)〜ロサンゼルス(LAX)など約6時間の長距離国内線では250~700ドル程度になることもあり、デルタ航空やアメリカン航空では需要の高い路線ほど価格が高くなる傾向にある。
国際線では1000ドルを超えも
一方、国際線では、フルフラットシートやラウンジ利用、高級機内食などサービス内容が充実するため、アップグレード料金も高くなる。アメリカ〜ヨーロッパ路線では600~1500ドル程度、サンフランシスコ〜シンガポール線のような超長距離便では1500ドルを超えるケースもある。ただし、通常運賃との差を考えると、割安に利用できる場合も少なくない。

繁忙期は高く、閑散期は狙い目
航空会社は予約状況や過去の販売実績、需要予測などを基に価格を決定している。平日のビジネス需要が高い路線や夏休みなどの繁忙期は料金が高くなる一方、観光需要が中心の路線や閑散期は比較的安い価格が提示されることがある。また、上級会員向けの無料アップグレードが優先されるため、その後に残った空席が一般向けの有料アップグレードとして販売されることになる。






















