フランスとアメリカの友好関係250周年を記念した「フレンチ・レストラン・ウィーク」が、7月19日まで開催中だ。ニューヨークでは30店以上のフランス料理店が参加し、期間限定のプリフィックスコースを特別価格で提供する。

せっかくなら一番お得な一皿を選びたい。ニューヨークを代表するフレンチシェフ、ダニエル・ブールーが手がける4店舗の同ウィーク限定メニューを通常メニューと比較し、「迷わず注文したい」おすすめをリサーチした。訪れる際の参考にしてほしい。

グランド・セントラルターミナルに隣接する超高層ビル、One Vanderbilt内にあるラグジュアリーフレンチ Le Pavillon(photo: フレンチ・レストラン・ウィーク公式サイト)

■ Le Pavillon

★★★★★ ランチがおすすめ

通常のランチは2コース78ドル、3コース95ドルだが、フレンチ・レストラン・ウィークでは2コースを60ドルで提供。通常より18ドル安く、4店舗の中でも最もお得感が高い

メニューもコーンスープ、アルゼンチン産レッドシュリンプのサラダ、ブラックバスなど人気料理を中心に構成されており、「まず行くなら、ここ」。

住所
One Vanderbilt Ave.
公式Webサイト
https://www.lepavillonnyc.com/

■ Café Boulud

★★★★★ ディナーがおすすめ

クラシックなフランス料理を現代的に表現した、Café Boulud(photo: フレンチ・レストラン・ウィーク公式サイト )

通常営業はアラカルトが中心だが、フレンチ・レストラン・ウィークでは3コース75ドルの限定ディナーを提供。

前菜にはフランスの伝統的料理パテ・アン・クルートや冷製コーンスープ、メインには地中海産タイやプロヴァンス風ソーセージ、デザートにはカスタードソースにメレンゲの島を浮かべた伝統的な冷たいお菓子、イル・フロッタントなどが並ぶ。

通常は、前菜・メイン・デザートをそれぞれ注文すると100ドルを超えることも多く、この期間だけのコースは利用しやすい価格設定となっている。

住所
100 E. 63rd St.
公式Webサイト
https://cafeboulud.com/

■ Le Gratin

★★★★☆ ディナーがおすすめ

ダニエル・ブールーの故郷・リヨンの空気を感じられる、落ち着いたビストロ空間のLe Gratin(photo: フレンチ・レストラン・ウィーク公式サイト )

オーナーシェフ、ダニエル・ブールーの出身地であるリヨンの郷土料理をテーマにしたビストロ。フレンチ・レストラン・ウィークでは、ランチ2コース45ドル、ディナー3コース60ドルを提供する。通常営業でもランチは同価格の2コース・プリフィックスを用意しているため、狙うなら3コース60ドルのディナーがおすすめだ。

ガスパチョやシャルキュトリー(ハムやソーセージの盛り合わせ)、エイのムニエル、キノコのニョッキなど、リヨンらしい郷土料理をコースで楽しめるのが魅力。通常ディナーはアラカルトが中心のため、前菜からデザートまで味わえるコースディナーはコストパフォーマンスが高い。

住所
5 Beekman St.
公式Webサイト
https://legratinnyc.com/

■ La Tête d’Or by Daniel

★★☆☆☆ 通常メニューとほぼ同じ

2024年にオープンしたダニエル・ブールー初の本格ステーキハウス。フレンチ・レストラン・ウィークでは、2コースランチ(60ドル)を提供。

実は、価格は通常ランチと同じため、フレンチ・レストラン・ウィークだから必ずしも大きくお得になるわけではない。メニューもロブスタービスク、チキン・パイヤール、サーモン、ブラックアンガスのフィレミニョンなど、通常ランチと共通する料理が多い。一方で、デザートなど一部メニューは通常ランチと異なる。

住所
318 Park Ave. S.
公式Webサイト
https://www.latetedorbydaniel.com/

フレンチ・レストラン・ウィークだからといって、必ずしも通常営業よりお得になるとは限らないのがニューヨークらしいところ。店によって価格やメニュー内容は異なるため、予約前に通常メニューとイベント限定メニューを見比べ、自分が食べたい料理が含まれているか確認して選びたい。

ダニエル・ブールーの4店舗以外でおすすめしたいのが、トライベッカの人気店「Frenchette」。通常営業はアラカルトが中心で、ランチ・ディナーともにコースメニューは用意されていないが、フレンチ・レストラン・ウィーク期間中はランチ・ディナーともに3コース60ドルの限定メニューが登場する。

ダニエル・ブールーの名店を巡るもよし、普段はコースのない人気店をこの機会に体験するもよし。30店以上が参加する今年のフレンチ・レストラン・ウィークで、自分だけのお気に入りの一軒を見つけてみてはいかがだろうか。

文/藤原ミナ

French Restaurant Week

日時
開催中〜19日(日)
公式Webサイト
https://frenchrestaurantweek.com/#nyc