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スタテン島検察は19日、同区で先月交通事故を起こしたニューヨーク市警察(NYPD)の警官の事故当時の血中アルコール濃度が、法定基準の5倍を超えていたことを明らかにした。
勤務時間外に1人でSUVを運転していたNYPDハイウェイパトロール課のジョン・フィンレー被告(45)は8月8日、ウエストショア・エクスプレスウェイで車をガードレールにぶつけた。ぶつかった衝撃で車両の右側2本のタイヤがパンクし、車内からはウォッカのボトルが見つかった。アルコール臭を漂わせながら被告は、目撃者に理解不能なことを話していたという。
同被告の血液からは、法定基準の5倍以上にあたる血中濃度0.43%のアルコールが検出されたが、血中濃度を0.43%まで上げるには、200ポンド(約91キロ)の男性が2時間に23杯のビールを飲む必要があり、致命的な数値に近いという。
フィンレー被告はスタテン島大学病院に搬送されけがの手当てを受けたが、命に別状はないという。
被告は当初逮捕されたが、裁判所の指示により、血液検査の結果が出るまで起訴は延期されていた。18日、加重飲酒運転罪で起訴され罪状認否を経た後、保釈金なしで釈放されたが、NYPDからは停職処分を受けた。
ニューヨーク州では、血中アルコール濃度が0.08%を超えて運転すると、飲酒運転で起訴の対象となる。
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