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13日付のニューヨーク・タイムズによると、ブルックリン区ベッドフォード・スタイブサントの路上で12日、合成大麻「K2」を摂取したとみられる症状の挙動不審者33人が病院に搬送されたことを受け、ニューヨーク市警察(NYPD)が同日、ブルックリン区にある5軒の雑貨店の強制捜査を行った。
NYPDの広報担当によると、いずれの雑貨店からもK2は見つからなかったが、近隣の住民は、これらの雑貨店でK2が販売されていると指摘している。また、捜査の対象となったブロードウェーのザ・ビッグ・ボーイ・デリなど3軒の雑貨店で、不適切に課税したたばこを販売しているのが見つかり、店主らが逮捕された。
ニューヨーク州では2012年から、K2の製造や販売を違法としており、連邦および市捜査当局は昨年9月、90軒の雑貨店を対象に一斉捜査を行い、K2の販売に関与した10人を逮捕した。
ビル・デ・ブラシオ市長は今年5月、K2摂取による救急搬送の件数が85%減少していることから、当局の努力によってK2の使用率は減少傾向にあると発表していたが、12日に起きた集団麻薬中毒事件により、実際には減少していないのではないか、という懸念が広まっている。

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