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ニュージャージー州沿岸で、クモに似た有毒なクラゲ「カギノテクラゲ」が多数見つかっている。人間が刺された場合、筋肉のけいれんや強い痛みを引き起こすという。CBSテレビが22日、報じた。
報道によると、同州のモントクレア州立大学海洋生物学・沿岸科学プログラムの「クラゲ教授」ことポール・ボローニャさんは今月中旬、学生を連れて同州バーニガット湾で調査。カギノテクラゲが200匹から300匹見つかったという。
このクラゲは、同州では2016年、同州沿岸北側のシュルーズベリー川で最初に発見された。その後、バーニガット湾近くのメテデコンク川に広がっていったという。カギノテクラゲは60本から90本の毒針がついた触手が身体を覆う。昨年夏、同湾でカギノテクラゲに刺された男性2人が入院した際、ボローニャさんは「全身がこむら返りのようになる」と症状を説明していた。
同州環境保護局はカギノテクラゲの生態を解説する専用のページで警戒を呼び掛けている。このページによると同クラゲは水生環境の乱れに非常に敏感。藻が生い茂った場所を好むため、入り江の浅瀬に行くときは、防水用長靴やスポーツ用アンダーウエアを着用するよう呼び掛けている。
同局によると藻の茂った入り江でなく、海へ行けばクラゲに遭うことはなさそうだ。しかし、ロングアイランド南部では先週、ホホジロザメも目撃されていることから、海も安全とはいえないかもしれない。
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