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若い女性を支援する非営利団体「ロックスインスティチュート」は、コロナの影響で10〜14歳の女子の78%が孤独感を感じているという全米の調査をまとめた。ウォール・ストリート・ジャーナルが28日、報じた。
エマーソン・クリストマンさんは、4か月も友達に会っていない。「10歳だったら、友達と遊ぶのが当然。それができないのは、本当に辛い」。グループテキストで友達がプレーデート(遊ぶ計画)をしているのをみて、「やるせない」。疎外感から涙することもしばしばだ。母親のエリンさんは「失業したりコロナ禍で肉親を亡くしたりした人はもっと辛いと言いたいけど」とほぞをかむ。3月に学校が閉鎖されると、ニュージャージー州ワイコフの自宅からオハイオ州コロンバス市の実家に疎開。使用制限していたアイフォンやアイパッドは自由に使わせるようにしている。外界との唯一の窓口だからだ。
実際、同団体が実施した調査では、ティックトックやスナップチャット、インスタグラムなどのSNSを毎日4時間以上使っている10〜14歳の少女が3分の1もいることも判明した。これがかえって孤独感を深めるという指摘もある。クリニカル・サイコロジストのメリー・パイファー氏によると、約1年前から、うつ病を発症する少女が増加していた。パンデミックで、さらにその傾向が悪化したと指摘。「SNSで過ごす時間が増えれば、友達に会う時間が減り、発達途中の少女たちに悪影響」と警告。「適度に屋外で友達と遊ばせるなどして、対人スキルを養うべきだ」とアドバイスする。

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