日本ではおなじみのナポリタンやオムライスが、米国でも注目を集めそうだ。食品スーパー大手ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)が、2027年の食のトレンド予測を発表。日本の「洋食」を、来年の売り場や食卓に広がると見込む八つの動きの一つに挙げた。

ホールフーズが来年の食のトレンドに挙げた日本の洋食。写真はイメージ(photo: Unsplash / Kelsey He)

すしやラーメンだけではない、日本の味

同社が「The Yōshoku Effect」と名付けたのは、欧米の料理を日本人の好みに合わせて発展させた洋食への関心だ。具体例には、とんかつ、ナポリタン、カレーライス、オムライス、和牛のハンバーグなどが並ぶ。SNSも人気を後押ししているという。オムライスや塩パンの動画に加え、コンビニのカツサンド、たまごサンド、温かいカレーパンを紹介する投稿も、日本の身近な食べ物を知るきっかけになっている。

ホールフーズが来年の食のトレンドに挙げた日本の洋食。写真はイメージ(photo: Unsplash / GRANT LEE)

レストランからスーパーの売り場へ

こうした関心は、外食だけでなくスーパーの売り場にも広がっている。同社は、2025年末に発売した日本風の食パンが話題になったことを挙げ、日本の家庭的な味への需要が商品開発につながっていると説明する。関連商品として、うま味を生かしたソースやふりかけ、黒ごま入りのもちもち食感のパンケーキ・ワッフルミックスなども紹介している。

ホールフーズが来年の食のトレンドに挙げた日本の洋食。写真はイメージ(photo: Unsplash / Kouji Tsuru)

次に来るのは「苦味」や「豆」?

日本の洋食以外にも、ホールフーズは苦味のある飲食物や、豆を主役にした料理に注目する。苦味を楽しむノンアルコールカクテルやハーブを使った飲み物、ひよこ豆のスナックなどを挙げている。

予測は、同社のバイヤーや食の専門家らが、消費者の好みや業界の動向を踏まえてまとめたもの。日本人にはおなじみの洋食が、米国では新しい味として、さらに身近になっていくかもしれない。